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当社について

[ABOUT US]

     

由来

  1987年初頭、グルメで名高い台南で起業の準備を進めていた趙福全夫妻はあるお茶ドリンク店で将来のビジョンを語り合っていました。趙氏はバブルシナモンティーを注文しましたが、この時、流行のブレンド茶を初めて口にしました。味に敏感な趙氏はすぐに調合されている各々の風味を味わいながら、「この飲物はなかなか美味しい。茶葉の比率をもう少し調整すれば、きっと味にうるさい台南人を満足させられるはず」と思い至りました。
  趙氏は台湾各地の茶農家から様々な茶葉を買い入れ、異なる配合や淹れ方で新たな風味を生み出せるよう試行錯誤を重ねました。台南の人々だけでなく、ウーロン茶や高山茶を飲み慣れた全台湾の人々に受け入れられることを願っていました。
  お茶の試飲や配合の過程においても、趙氏は創意工夫を凝らしました。一般に単一の産地、季節、種類の茶葉を使用する伝統習慣を打破し、多種の産地、季節、種類の茶葉を様々な比率で配合し、煮出し、混ぜる、蒸らす、調製等の多様な方法で天然の茶葉から絶妙なコンビネーションの風味を創出しました。

創業

  その後、趙氏は台南市金華路二段の路地で店を開きました。当時、小さな店に福をもたらす名前をつけたいと思案した末、父親の「お茶の店なら『清心(心を清らかにする)』がいいのでは」との勧めを受入れ、親族が澎湖で数十年営んできた「清心レストラン」の名を借り、正式に「清心冷茶処」と命名しました。
  1987年3月8日、「清心冷茶処」が正式にオープンしました。当初の「清心冷茶処」は3坪程の小さな店構えで、お茶を淹れ、調製するカウンターがあるのみでテーブルやイスはなく、他の茶店と異なっていました。そのため、店名に「站(立つ・所)」の字を用いたのです。中国語で「站」は「讃(称賛の意)」と発音が似ているため、人々が立ち寄ってお茶を買い、飲んでいく場所との意味が込められていました。
  趙氏は店の狭さを逆手に取り、台湾で「カウンター・テイクアウト式ブレンド茶」の販売モデルを開発しました。しかし、この販売モデルが将来、台湾の各地に広まることなど、夢にも思っていませんでした。

堅持

  現在、「清心福全」加盟店のオープン初日には、長年にわたり培ってきた評判と経験が影で支えとなっています。しかし、創業当初の「清心冷茶処」は、その全く新しい風味と独特の販売モデルによって苦労が絶えませんでした。
  当時は、店の付近にあった安平工業区の三交代制勤務に合わせて朝8時から夜中の1時半まで営業。その上、夫妻は開店前に茶葉を煮て、閉店後に掃除する必要があったため大変苦労しました。そのような苦労を経て手にした売上は、当時1日380元程度でした。
  当時使用した茶葉は1キロ1,500元で、給茶機の湯、容器、蓋、ストロー等の用材費は約2元掛かり、お茶1杯10元で販売していました。風味重視の趙氏は、「お茶は煮出して3時間後には風味が落ち、給茶機内のお茶はすべて捨てるしかない。天然ではない安価な茶葉では味が異なるため、使用できない」等の考えに基づいた販売スタイルを貫いたため、営業利益は相対的に希薄でした。
  このように信念を曲げなかったため、創業当初は大変な苦労を重ねましたが、後年これらの功績は評判となって蓄積され、獲得した熱烈なファンは「清心」の成長と共に増えていきました。

革新

  趙氏は珈琲豆のブレンドやカクテルの配合をヒントに、顧客の好みに合わせてカウンターでお茶をブレンドし、氷の量や糖度を調整する「カスタマイズ」サービスを提供しました。
  「清心冷茶処」の評判は次第に高くなり、売上は日増しに伸びていきましたが、趙氏は変わらずお茶の試飲や配合の研究を続け、顧客に受入れられて好まれる味を追求し続けました。一連のブレンド茶の内、多くの顧客に歓迎された新商品が、1988年6月に発売した「ウーロン緑茶」でした。昔から多くの台湾人に親しまれてきたウーロン茶の香ばしい味を残し、そこに緑茶のスッキリとした香りを加えたのです。それまで口にした事のない最高の味わいを提供し、人々に感動を与えました。この「清心」が開発したブレンド方法によって、現在、台湾の随所で味わえる日常的な風味が誕生しました。
  「ウーロン緑茶」の販売が成功した後も、「清心」は長年にわたりお茶の試飲、配合を研究し続け、毎年新メニューを売り出して熱烈なファンに提供しています。

発展

  「清心」の創業当初は人々に好まれるお茶のブレンドに注視し、今日のチェーン展開は想定されていませんでした。しかし1991年、高雄の林勇志が「これほど美味しいお茶は、もっと多くの人に飲んでもらうべきだ」と趙氏へ主張し、自ら率先して高雄市湖内区大湖里に「清心冷茶処」の加盟店第一号を開店しました。
  当初「清心」は品質維持の観点から、身近な親戚や友人の加盟のみを受入れ、1年に3店舗だけ加盟店を増やしました。この間、趙氏は茶葉の買い付けや試飲、配合を行うほか、新たな課題に挑戦しました。それは茶園や生産時期によって茶葉の風味が異なるため、大量の茶葉をいかに配合して一杯一杯のお茶の品質を維持していくかという問題でした。
  その後、「清心」の屋号や商標を騙り、装った他のチェーン店業者が現れ、各地で大規模なチェーン加盟の勧誘を行って人々を惑わせ、「清心冷茶処」の本店・加盟店の名声や販売に大きな影響を及ぼしました。趙氏はこの事態を受けてチェーン拡大を決意し、加盟店数を増やすと同時に指導・管理を徹底。「清心冷茶処」の名声を守ると共に、顧客の権益を確保しました。
  2005年、「清心冷茶処」の名称を、既存名の「清心」の後に創業者・趙氏の名前「福全」を加えて「清心福全冷茶処」と正式に改名し、商標登録を行いました。今日まで安定成長を遂げた「清心福全」は、台湾において「カウンター・テイクアウト式ブレンド茶」のリーディングブランドとなりました。

 

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